私の中にあと二人いる【番外編】
「でもさ〜
千って、誰と温泉に入ろうとしてたの〜?」
「蛍じゃないだろうな?」
た、確かに…!
千って誰と温泉に入ろうとしてたの⁉︎
「えっとねぇ、僕は…
洸くんっ!」
「こ、洸⁉︎
な、なんで洸なんだ⁉︎」
笑顔で言う千を見て…
敦が焦ったように聞いていた
みんなも千の言葉に驚いていた
「だってさぁ〜
蛍は、もともと僕のタイプじゃないんだよねぇ〜
前に遥ちゃんと話したときにぃ…
蛍は、なんかイイ子すぎて
逆に偽善者に見えてくるんだよねぇ〜
って言ってて
蛍には悪いけど…
僕もそう思っちゃうとこがあるんだぁ〜
だから、蛍はなくてぇ…
遥ちゃんは、純粋すぎて無理だなぁ〜
逆に重くなりそうだからぁ〜
遥ちゃんも無理ぃ
なら、一番いいのは…
洸くんしかいないでしょう〜?」
千は悪びれもなく笑顔でそう言うから
私は千は本当に怖いと思った
千の言葉に私は少し胸を痛めたが…
千だから仕方ないという気持ちもあった