HELLO GOOD BYE
みんなの所に行くと、
タイチはもうランチを食べ終わっていた。
ミキたちもリュウも、
まだそこにいる。
「ルカ何してたのょ-」
ミキがいつものテンションで聞いてくる。
「ごちそーさん、オレも-食い終わっちゃったぞ」
と、タイチ。
「あ、ゴメン、ついでに化粧してきた」
できるだけ普通に答える。
「あんまかわんねーじゃん」
そういってからかってきたのは、
リュウだ。
拍子抜けするほど、
いつも通りの態度。
「しっ失礼な-ちゃんとウツクシくなってますっ」
焦って答える。
「ルカ何も食べないの?」
…そういえばお腹空いた。
私ってば現金なやつ。
リュウが普通の態度で安心したとたんお腹空くなんて。
「まだみんないる-?
ならなんか買ってこょうかな」
「3限終わるまではいるょ!」
「じゃぁ買ってくる-」
「あっオレドーナツ!」
すかさずリクエストしてくるリュウ。
「リュウさっきチョコあげたじゃん-」
むくれるミキ。
「はいはーい」
そういってさっさとその場を離れた。
内心は心臓バクバクだった。
何でリュウはあんなに普通なの…?
あたし
告白したょね?
あたしたち
キス、したよね?
まさか、本当に覚えてない…?
期待してたつもりはなかったけど、
もしかしたら何か少しは変わるかも…って
ほんとは思ってた自分に気付いた。
それから、あたしがご飯食べ終わるまでの間も
リュウはずっと
悔しいくらいいつも通りだった。
だからあたしは平静を保つのに必死で、
朝の電話の事なんてすっかり忘れていた。