この俺が幽霊に恋をした!?


「千草玲斗……お前さ、いきなり現れるのやめろよ」

吉原を送り届けてから直行で風呂に入り、タオルで髪を拭きながら俺は宙をふよふよ浮いてる幽霊にそう言った。

「いやぁ~それは仕方ないよ。
だって幽霊ってそんなもんでしょー」

「あのなぁ……。 お前のせいで吉原に心配させてしまったんだぞ。少しは反省しろバカ」


千草玲斗が俺の眉間を指さしながら シワよってるよ、と言う。

誰のせいだと思ってんだよ、全く。

指さされた眉間のシワを親指と人差し指でぐりぐりと揉みほぐす。

「まぁごめんよ、真琴くん」

「チッしゃーねーから許してやんよ」


はぁ~と大きく溜め息をつく。
コイツがいる限りは俺の中に平和は訪れないんだろうな。
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