ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
もしも響さんが、中谷さんの後悔を知ったらどうなるんだろう。
そうしたら……そうしたら……。
「だから清水さん、メンバー替えた方がいいって……そう言ったんですね」
意識して力を込めないと、声が震えそうだった。
清水さんは黙ってテーブルに肘をついて、自分の指を組み合わせた。
「……萌ちゃん、矛盾してるな。この間は、倉西が浮気したとしても寛大に受け止められるのか、って思ったけど」
そう言われて、私はグッと言葉に詰まった。
確かに清水さんの言う通りだ。
「……隠れてコソコソされたら嫌なんです」
「まあ、わかるようなわかんないような」
清水さんは組み合わせた指の上に顎を置いて、私を上目遣いに見つめた。
「理性では受け止めてるつもりなのに、本能で割り切れない。
相手が気になって不安になって、仕事も手につかなくなる。
萌ちゃんが理性を失い掛けてる証拠だ。
この症状は、一体何だろう? 萌ちゃんはそれがわからず、一人でもがいて苦しんでる」
まるで私に言い含めるように、清水さんは言葉を区切りながらゆっくり呟く。
私は、清水さんの視線に半分くらい圧倒されて、ただ黙ってその言葉を聞いた。
「……それを、俺も含めた大多数の人間が、多分こう言う。『その症状こそが恋というもの。君は恋に落ちたんだ』ってね」
意地悪に私に向けられる瞳と言葉に、大きく胸が騒いだ。
そしてそのまま、ドクンドクンと強い拍動で打ち続ける。
そうしたら……そうしたら……。
「だから清水さん、メンバー替えた方がいいって……そう言ったんですね」
意識して力を込めないと、声が震えそうだった。
清水さんは黙ってテーブルに肘をついて、自分の指を組み合わせた。
「……萌ちゃん、矛盾してるな。この間は、倉西が浮気したとしても寛大に受け止められるのか、って思ったけど」
そう言われて、私はグッと言葉に詰まった。
確かに清水さんの言う通りだ。
「……隠れてコソコソされたら嫌なんです」
「まあ、わかるようなわかんないような」
清水さんは組み合わせた指の上に顎を置いて、私を上目遣いに見つめた。
「理性では受け止めてるつもりなのに、本能で割り切れない。
相手が気になって不安になって、仕事も手につかなくなる。
萌ちゃんが理性を失い掛けてる証拠だ。
この症状は、一体何だろう? 萌ちゃんはそれがわからず、一人でもがいて苦しんでる」
まるで私に言い含めるように、清水さんは言葉を区切りながらゆっくり呟く。
私は、清水さんの視線に半分くらい圧倒されて、ただ黙ってその言葉を聞いた。
「……それを、俺も含めた大多数の人間が、多分こう言う。『その症状こそが恋というもの。君は恋に落ちたんだ』ってね」
意地悪に私に向けられる瞳と言葉に、大きく胸が騒いだ。
そしてそのまま、ドクンドクンと強い拍動で打ち続ける。