ラブレッスン

側にいたい

その日を境に企画部内は少し忙しくなり始めた。







新しい事業への参入が決まって、その為に企画の細かな修正や見直しなど、部長を先頭に役職のついた人たちは連日遅くまで会議続き。









コピーやら冊子作りと頼まれる仕事が多くなって大変だったけど、どこかホッとしてた。









企画部が忙しければそれだけ相田部長と顔を合わせずに済む。








そんなずるい考えが頭の中を埋め尽くす事に本気で自己嫌悪しながらも、どうすることも出来なかった。






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