何それ、ずるすぎでしょ?
「はっ?お前には関係ねぇだろ」


これ以上は踏み込んでくるな。と言われた感じがする。


冷たい視線だけど、どこか悲しそう。
じっと、目を見つめていると、


「何?見ないでくれる?
…あ、もし、この事言ったらどうなるか分かってるよね?」


さっきとは、違う凄く丁寧と言うか…
でも、それが逆に怖い。


キャラ違う…本当に怖いよ。


「…わかっています…」


思わず下を向いて震えながら答えた。


それから、何分待っても返事が返ってこない。


不思議に思って恐る恐る視線を上げると、いつもの大友君に戻っていた。


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