ヒスイ巫女3
天使の国
天使の国はその名前の通り国民に優しい国それに面積も広く他国からの信頼も厚い。なのでよく会談に使われる。
今回も同様だ。
「巫女の国の者入れ。」
ヒスイ達が中に入ると張り詰めた糸のように緊迫した状況であった。
ヒスイ達に用意された椅子に陸とヒスイが座ると話が始まった。
(天使の国)「巫女の国の早い回復おめでとうございます。ですが、そこから巫女の国の上に立つ者が変わるのは、いかような理由で?」
「理由は単純です。巫女様は以前の戦いにてお亡くなりになりました。なので次期巫女である陸になっただけです。」
ざわざわと各国がさわいだ。
(悪魔の国)「それはどうゆう事だ?巫女様は寿命で亡くなったのか?それとも誰かに殺されてしまったのか?」
「・・・正直に話します。僕達は巫女の国に襲撃してきた怪物を倒しました。そしてその怪物を操っていたのは巫女様です。」
さっきの騒ぎようより激しくなった動揺が走る。
(神の国)「つまりあなた達が巫女様を殺したと言うわけですね。」
「結果的にそうなりました。ですが言い訳のように聞こえるかもしれませんが、私達は何も知らず巫女の国を守ろうとして怪物を倒しました。それを操っているのが巫女様とは知らずに。」
(黒の国)「それなら仕方がないのかもしれないな。ワシがその立場だとしてもそうしてる。」
各国がそれぞれ話し合い
その結果
(神の国)「わかりました。あなた達が伝えたい事は分かったつもりです。これから先きっと巫女の国の安全は揺るぐでしょう。そのためにここにいる皆さんの国が完全に安定するまで見させてもらいます。これが絶対条件です。よろしいですね?」
「はい。」
ヒスイ達は巫女の国にもどり会談の話を幹部にした。
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