病院嫌い〈2〉






『じゃあ俺は後でまた来るから!!』



『はいっ!!』
 


『彩夏ゆっくり深呼吸だよ!!』





彩夏先生を抱いて病室から出ていく春樹先生の姿を見届けてから、夏帆のベッドの方へ行って





夏帆の手を握って目が覚めてくれるのを待つ



『…夏帆、何があっても愛しているからな』




寝ている夏帆には聞こえないけど……


俺が思っていることをそのまま言葉にした






















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