理屈抜きの恋
すごく挙動不審だけど、いつも凛として動じない彼女がそんな行動をすれば物凄く可愛い。

腕を掴み、自分の方へと引き寄せる。

「な、なななんですかっ?」

動揺している。
本当に男慣れしていないんだよな。
これだけの見た目だからモテないはずないのに。
まぁ、男の存在なんてないに越した事はないんだけど。

「一緒に開けるぞ。」

「え?!勝手に開け始めたんですから、最後まで一人で開けて下さいよっ!」

「君は俺の専属秘書だろ?情報は共有しなければならない。いいか?開けるぞ。………ドカーン!」

驚いた彼女は身体を硬直させたまま、ヘナヘナと床にしゃがみ込んだ。

「び、び、び、びびびっくり!」

「ククク。冗談だ。安心しろ。中身は爆弾じやない。」

そこに入っていたのは1枚の手紙とハンカチと瓶詰め。

その中身で大体の予想はついたけど、とりあえず手紙を読み、そして納得する。

「ほら。これ、読んでみろ。ていうか、早く立てよ。」

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