昼休みのキミ 【短編】
彼と目を合わせることすらできない
「あっ…………えっと、
もう少ししたら行こうかな」
彼が目の前にいるのに
彼の姿を直視することができない
そして、やっとのことで答える
緊張しすぎて震える手を
バレないように握りしめる
まさか、彼と会話が出来るなんて
思ってもみなかったから
嬉しすぎて涙がでそうだった
「…そうなんだ。
じゃあ俺、先行ってるね」
そう言って彼が図書室から出ていく