…だけど、どうしても
「あっ…ん、ちょっ…と、待っ…んん…」
ふらっ、と足元が揺れると唇が離れて、身体を反転させられた。大きな鏡に私と、まだ燃えるような瞳をした紫苑が映る。紫苑は黙ったまま、外しかけていた私のネックレスを外し、鏡台に放った。
「見てろよ、ちゃんと」
鏡越しに私を見て首元に手をかける。
「どこもかしこも俺のものだってわからせてやる。」
「紫苑…」
首筋を指先でなぞる。ああ、どうして今日、私は髪をアップになんかしてきてしまったのだろう。
「ここも」
鎖骨を辿り、肩のラインをゆっくり降りてくる。
「っ、あっ…」
首の横に鋭い痛みが走る。紫苑が噛んだのだ。
「ここも、ここも…」
腕を撫でられる。もう片方の手でドレスをずり下ろされ、下着も剥ぎ取られる。胸をゆっくりと回り、先端に指をかけられ、丹念に触れられる。
「んんっ…」
あらゆるところを繰り返し撫でられ、甜められ、噛まれ、吸われ、私は酔いと快感で立っていらなくなり鏡台に手をついてしまうけれど、彼はそれ以上崩れ落ちることを許してくれない。顎の下からぐっと掴まれ、顔を上向けられ、鏡を直視させられる。耳を噛まれた。
「あっ…」
「ほら、ちゃんと見ろ。」
はしたなく顔を上気させ、乱れたドレスはもうとっくに服の役目は果たさなくなって、あられもない姿になった私がこちらを見ているけれど、それもすぐに涙で歪んでしまう。
彼は背中を舐めあげながら、ドレスを更に引き下ろし、太ももからお尻を何度も何度も手で往復し、下着の縁を指先でなぞり、下着の上から軽く触れるようにして大事なところを弄ぶ。