汝は人狼なりや?(※修正中。順を追って公開していきます)
「いる──って、言ったら?」
「──っ!」
大人しくなったと思った狼谷くんが、ぽつり……けれど、ハッキリとした口調でそう言った。それを聞いた全員が、一斉に狼谷くんの方を向く。
「おい……。狼谷、冗談はやめろよ……」
そう言った火神くんの言葉は、震えていた。
「は? テメェの頭は園児並みか? マジでこの中に人狼がいるから、こんなことになったんだろ?」
「それは……ほら、アレだ。犯人の嘘かもしれねーだろ。俺達を騙して殺し合い……とやらをさせるための、さ」
「ンなワケねェだろ、ドアホ」
「狼谷は……どうしてそう、ハッキリと言い切れるの……?」
恐る恐る尋ねた如月さんの問いに、狼谷くんはにやりと口元を歪ませた。すぐに嫌な予感がして、冷たい汗が背中を滑り落ちる。
「──俺が、人狼だから」
「えっ……?」
嫌な予感は案の定というべきか。
部屋──否、扉が開かない密室に漂う空気が、一瞬にしてピキンと凍り付いたような気配がした。
シンと静まり返る密室の中で、狼谷くんの笑い声だけが響く。いつも彼の傍にいる壱壁くんの顔は、引き攣っていた。その意図は……ちょっと、読めない。
狼谷くんが言う嘘に引いているようにも見えるし、実は最初から狼谷くんの正体を知っていて、それをいとも簡単に自ら明かしたことに驚いているようにも見えるし……はたまた、〝その正体さえも知らなかった〟というようにも見えるから。
「それこそ冗談……だろ?」
火神くんのそばで信じられないといったふうに両目を見開く野々宮くんの声も、火神くん同様に震えていた。
「──っ!」
大人しくなったと思った狼谷くんが、ぽつり……けれど、ハッキリとした口調でそう言った。それを聞いた全員が、一斉に狼谷くんの方を向く。
「おい……。狼谷、冗談はやめろよ……」
そう言った火神くんの言葉は、震えていた。
「は? テメェの頭は園児並みか? マジでこの中に人狼がいるから、こんなことになったんだろ?」
「それは……ほら、アレだ。犯人の嘘かもしれねーだろ。俺達を騙して殺し合い……とやらをさせるための、さ」
「ンなワケねェだろ、ドアホ」
「狼谷は……どうしてそう、ハッキリと言い切れるの……?」
恐る恐る尋ねた如月さんの問いに、狼谷くんはにやりと口元を歪ませた。すぐに嫌な予感がして、冷たい汗が背中を滑り落ちる。
「──俺が、人狼だから」
「えっ……?」
嫌な予感は案の定というべきか。
部屋──否、扉が開かない密室に漂う空気が、一瞬にしてピキンと凍り付いたような気配がした。
シンと静まり返る密室の中で、狼谷くんの笑い声だけが響く。いつも彼の傍にいる壱壁くんの顔は、引き攣っていた。その意図は……ちょっと、読めない。
狼谷くんが言う嘘に引いているようにも見えるし、実は最初から狼谷くんの正体を知っていて、それをいとも簡単に自ら明かしたことに驚いているようにも見えるし……はたまた、〝その正体さえも知らなかった〟というようにも見えるから。
「それこそ冗談……だろ?」
火神くんのそばで信じられないといったふうに両目を見開く野々宮くんの声も、火神くん同様に震えていた。