生贄投票
「私は続ける」


「え?」
「ミナト……」


「このまま10万回やらないで、それでカンナが死んじゃったら、私絶対に一生後悔する」


「ミナト……」


涼子は言葉に詰まった。


確かに10万回やることで、少なからず自分は助ける為のノルマを果たしたことになる。


今更投票してしまった事実は消えないから、環奈が助からなかったとき、少しでも気を楽にする為には、

自分はノルマを果たしたから、ノルマを果たさなかったヤツが悪いと言える状態を作って、自分の心を誤魔化すしかないのだ。
< 100 / 827 >

この作品をシェア

pagetop