生贄投票
「なるほどね……。じゃあ正確なリミットは分からないんだ?」


「うん。みんなが勝手に一週間って思ってるだけで、実際は分からないの。仮に一週間だったとしたら、さっきお母さんに計算してもらって、一日15時間押し続けないとダメって……」


「そっか……結構厳しいな」


「でもやらないとアタシ殺されちゃうんだよ」


環奈が泣きそうな顔で詰め寄る。


「分かってるって、ちゃんと手伝うから」


孝史は姉を宥めようとした。


「本当に? ちゃんと手伝ってくれるの?」


「当たり前じゃん。姉ちゃんに死なれちゃったら、俺だって辛いもん」


孝史も泣きそうになる。


「有り難う孝史、頼りにしてるからね」


環奈は母と弟の力強い協力を得て、心の底からホッとした。
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