生贄投票
「実はエルゴンがね。柴田くんが殴ってスマホを奪ったから、それは泥棒じゃなくて強盗だって……」
「え?」
「柴田くんのことを警察に被害届を出すって言い出して」
「何だとーあの野郎」
康介の顔が怒りで歪む。
「それでね。警察に被害届を出したら、スマホって位置情報がGPSで分かるから、すぐに捕まっちゃうでしょ」
「ああ、うん」
「そしたら10万回なんて絶対に達成出来ないから、被害届を出さない代わりに、交換条件を出すって」
「交換条件?」
「うん……」
頷いた環奈は、またしばらく無言になった。
「え?」
「柴田くんのことを警察に被害届を出すって言い出して」
「何だとーあの野郎」
康介の顔が怒りで歪む。
「それでね。警察に被害届を出したら、スマホって位置情報がGPSで分かるから、すぐに捕まっちゃうでしょ」
「ああ、うん」
「そしたら10万回なんて絶対に達成出来ないから、被害届を出さない代わりに、交換条件を出すって」
「交換条件?」
「うん……」
頷いた環奈は、またしばらく無言になった。