生贄投票
「交換条件って何?」


環奈が口を開くのが待ちきれなくて、康介が聞く。


「アタシとエッチさせろって……」


「な……嘘だろ?」


康介はまた顔を歪めた。


「ううん。嘘じゃないの」


「アイツぅう~~~ぶっ殺してやる」


「待って、そんなことしたら、警察に捕まっちゃう。そしたら次に投票があったとき、柴田くんは投票できなくて立候補したことになっちゃうよ」


「でも」


「もういいから……。アタシ決めたから」


「イヤだよ。俺はイヤだ」


「アタシだって本当は凄くイヤだけど、でも仕方ないの! だから……」


環奈の目から涙が零れた。
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