生贄投票
晃司はポケットからスマートホンを取り出す。


美奈都は横に並んで画面を覗き込んだ。


そこには、昨夜見たあの画面が現れている。


「あっ、そこの投票へってとこをタップして」


「おお」


晃司がタップすると、クラスメイトの名前が羅列された投票画面に変わる。


「その中の一人を選んで投票すると、普通に使えるようになるけど……」


「けど?」


「一応生贄を選ぶ投票だから、よく考えて投票したほうがいいよ」


「そっか……。それにしても、何でこんなの選ばなきゃならないんだよ。なぁ、今治は誰に投票したの?」


「えっ? そ、それは言えないよ」


「そっか」


美奈都は突然聞かれたから、焦ってドキドキした。
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