生贄投票
環奈が教室を出て行ってから、ずっと重苦しい空気が、教室に流れている。


授業終了のチャイムが鳴り、四時間目の授業が終わった。


昼食の時間だけど、何だか食欲がわかない。

美奈都は教科書を片付けると、弁当の入った袋を取り出した。


「おいみんなちょっと席に着いてくれ」


出て行った英語教師と入れ替わりで、担任の藤本が入って来て声をかける。


食堂に行こうとしていた生徒たちが、渋々といった感じで、自分の席に戻った。
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