生贄投票
「今日六時間目の授業が終了し次第、臨時集会が行なわれることになったので、帰宅しないように」


藤本の顔が青ざめている。


「先生、何かあったんですか?」


クラス委員の岡田奈美が質問をした。


「いや、まだ詳しいことは分かっていないから……」


「あの、もしかして環奈に何かあったとかじゃありませんよね?」


「かんな……? い、いや、まだそれは、とりあえず詳しい話は臨時集会のときにあるから、いいな」


藤本はまるで逃げるように教室を後にする。


「まさか環奈に何かあったんじゃないよね?」


亜夢が美奈都に話しかけてきた。
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