生贄投票
(あ~~~~ムカつく)


涼花は腕組みをしたまま舌打ちをする。


こっちは被害者なのに、どう考えても悪役になってしまった。大失敗である。


これで投票が続けば、間違いなく次はアタシが生贄に選ばれるのだろう。


涼花はスマートホンを取り出した。


昨日明里と揉めるまでは、あんなに送られてきていたメールが、まったく来ていない。


二階堂ありさが自殺したあの時以来、久々に本気で時間を巻き戻したいと思った。


とはいえ今更どうすることも出来ない。


(何とかしないと……)


涼花はこの後の行動を、真剣に考えた。
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