生贄投票
「だって」


亜夢はアタシの名前は出さなかったけど、視線はこちらに向けたから、

それだけでここにいる全員に、亜夢の伝えたいことは分かったはずだ。


「あのさぁアム」


「え?」


「っていうかみんなも、ねぇ聞いて」


普段率先して人前に出て発言をすることがない美奈都が、大きな声で周囲に呼びかける。


涼花は驚いたけど、美奈都が何かしらの提案をしてくれて、自分が助かる可能性が出て来たんじゃないかと思って少し期待した。
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