生贄投票
一通り目を通したけど、結局日記帳らしきものは見当たらない。


「ねぇ、よく考えたら、お兄さんの部屋じゃない?」


涼花が閃いたと言わんばかりに目を輝かせる。


「あっ、そうか! お兄さんが日記を見て敵討ちを考えたのなら、自分の部屋に日記は持っていってる可能性はあるよね」


「絶対そうだよ」


涼花は目を輝かせて頷くと、隣の部屋へと向かう。美奈都もすぐ後を追いながら、階下に降りている先生のお母さんに、一言言わなくてもいいのかなぁと思った。


女子二人が部屋を出ていくのを見送りながら、修太はありさのノートパソコンを開くと、電源を入れる。


もしかしたらパソコンの中に、STARというファイルを作っているんじゃないのかと思ったのだ。


電源が入りパソコンが起動すると、修太はすぐにコントロールパネルを呼び出して、STARと打って検索した。
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