生贄投票
画面から出てきたありさの手が、キーボードを叩く。


修太はただ、事の成り行きを見守ることしか出来なかった。


ありさの手がエンターキーを押すと同時に消えた。


「あっ」


そこにはありさのブログが開かれていたのだ。


「おい、こっちだ!」


修太が二人を呼ぶと、すぐに美奈都たちは帰ってきた。


「あったぞ、これがSTARだ」


「何だパソコンの中かよ」


涼花は自分の捜索が徒労に終わったことに文句を言う。


お化け屋敷が苦手だという涼花が、さっきのあれを見ていたら、おそらく卒倒したに違いない。

修太は今自分が体験した二階堂ありさのことは、二人には伏せておこうと思った。
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