生贄投票
「何なのよこれ! 誰かの悪戯じゃなかったの?」


叫んだのは西野美姫だった。


「嘘よ。ウソでしょ……。終わってないの? 何よこれ? みんな死んじゃうの?」


美姫の言葉を聞いて、全員が我に返った。


生贄投票は終わっていない。そして……


人為的なモノではないのだ。


人間が行っているのなら、修太が昨日言ったように、防ぎようもあるだろう。


でも、今目の前で起こった現実は、どう考えても人為的なモノではないのだ。


つまりそれは……


助かる術がないということなのだと、一瞬で絶望感に襲われてしまった。

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