生贄投票
「だからもし、三年生になるまで生きのびられたら助かるとしたらってことで、昨日計算してみたんだ」


「何を?」


「3月31日までの火曜日の数だよ」


栞は真剣な顔で言った。


「ああ、なるほど、で、何日?」


真紀が聞き返す。


「うん。14日だよ」


「14……ってことは……」


「そう、つまり10人は生き残れるってこと」


「10人かぁ……」


「そう。ミナトを除いたら9人。そこで考えたの」


「何を?」


今度は早苗が口をはさんだ。


「9人でタッグを組まない? 三年生になっても生贄投票は終わらないかもしれないけど、少なくとも三年生になるまでは生きてられるから」


栞が二人の顔を交互に見た。
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