生贄投票
「えっ……」


初めて見る栞の意地の悪そうな顔に、真紀は驚いた。


「美姫には次の生贄になってもらおうと思って」


「えっ!」
「何で?」


真紀と早苗は同時に声をあげた。


「いい、私たちの狙いは、4月までツルんでるのがバレないままで生き残ることでしょ」


「だからって何で美姫? 涼花じゃないの?」


「とりあえずはB組の子からだけど、涼花は最後だよ」


「何で?」


「涼花は敵を作りやすいから、いつでも生贄に出来るでしょ」


「なるほど、でも何で美姫なの?」


真紀は栞が美姫を選んだ理由が分からなくて聞いた。
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