生贄投票
新学期が始まり、みんなバラバラに振り分けられた新しいクラスに通い始める。


元々の生徒たちからは、露骨に迷惑そうな顔をされたから、元二年C組の生徒たちは、正直辛い日々だった。


その為、美奈都と涼花以外の女子生徒は、ほとんど学校に出て来なくなっていた。それでも1月2月と過ぎて行くに従って、段々と打ち解けはじる。


2月が終わる頃には、みんな普通に会話をするようになっていた。


ようやく新しいクラスにも慣れた3月3日の深夜、久しぶりにまたあの画面が現れたのである。


西野美姫は、大きくため息を吐いた。


もうすっかり、生贄投票がないことに慣れてしまっていたから、心のどこかでもう来ないんじゃないのかと思っていたのだ。


そういえば、聖佳と二人で生き残る為に、作戦を考えようと言っていたのに、つい放ったらかしにしてしまっていた。


まぁ今週は投票することが出来ない香川怜が選ばれるだろうから、来週は絶対に作戦会議を行わなければならない。美姫はそう思った。
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