生贄投票
クラスが変わったのに、結局生贄投票が来てしまった。


どうやら全員が死ぬまで終わらないらしい。久しぶりに学校に出てきた美姫は、学校もすでに諦めムードで、気の毒だけどどうしようもないといった空気が流れているように感じた。


結局死ぬのなら、残された時間に好きなことをやりたいといった流れになっているから、相変わらず半数以上の生徒は学校に出て来ていない。


これは美姫にとってはマズい状況だった。


美姫の中では、まだ微かな望みがあるのだ。それが三年生になれば……というものだった。


その為には後4回投票を回避する必要がある。


とりあえず今回は自薦立候補で香川怜が選ばれるとして、残りの3回をどうやって逃げ切るかだと思っているのだ。


おそらく一人は田野涼花だろうから、残り12人のうちの2人に入らないように作戦を考えないといけない。そこで投票を操作する為のグループを作りたいと思っているのに、休んでいる者が多いと勧誘が出来ない。

とりあえず今日明日中に行動を起こさなければと思っていた。

< 741 / 827 >

この作品をシェア

pagetop