生贄投票
「何よ、気になるじゃない!」


「ごめん。本当に何でもないから」


「ちょっと」


「本当にごめん」


美奈都は頑としてごめんで押し通すつもりらしい。


美姫は諦めて席に着く。


結局派閥を作ろうという話をすることは出来なかった。


生き残っている生徒は、自分と聖佳以外では、奈美と美奈都と彩奈と涼花と……


美姫はノートに名前を書きだすことにした。


書き出していてふと気が付いたのが、元1年B組の生徒が多いことである。


美姫は何だかよく分からない不安に襲われていた。
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