生贄投票
一時間目の授業が終わって、美姫は他のクラスにいる元二年C組の生徒に声をかけるために教室を出た。


二年B組の教室には、山岡俊明がいる。


美姫は山岡のもとに向かった。


「ねぇ山岡くん」


「何だ?」


「ちょっと相談があるんだけど」


「相談? 何の?」


「生贄投票のことなんだけど」


「で?」


「手を組まない?」


「は? 何言ってんのオマエ?」


山岡俊明はバカにするような態度で座ったまま見上げてきた。
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