生贄投票
「涼花!」


「えっ、あ、ミキ……」


涼花が驚いて目を見開く。


「ねぇ、私死ぬの?」


「えっ」


「私が今週の生贄なの?」


「ミ……キ……」


涼花が顔を背ける。目を合わさないことで、イエスと答えたようなものだ。


「ウソでしょ? 何でよ? 今週は怜ちゃんが自薦立候補になるんじゃないの?」


涼花は苦しそうに顔を歪める。


「何でよ? 何でなのよ?」


涼花は苦しそうな顔のまま、ポケットからスマートホンを取り出した。
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