生贄投票
しばらく泣き続けた美姫は、スマートホンを取り出して、聖佳に電話をかけた。


聖佳は今日も学校を休んでいる。


『もしもし』


聖佳の声を聞いた瞬間。また涙が込み上げてくる。


『ちょっとどうしたのよ美姫?』


「ぅ、ぅう、ぅうう、私後ちょっとで死ぬの」


『え? どういうこと?』


「元1Bのヤツらが手を組んでて、私に投票したらしいの」


『ウソでしょ?』


「キックンに投票したから、ケンカを売ったことになってて……」


『そんな……』


「どうしよう聖佳、まだ死にたくないよぉー」


美姫はまた号泣した。
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