生贄投票
中村雄次郎のスマートホンが鳴る。


電話の相手は朝倉大祐だった。


「もしもし」


『聞いたか?』


「ああ、このままじゃ俺たちは生贄にされてしまう」


『でもさぁ、アイツら9人でツルんでるらしいけど、最終的に9人が生き残っても、生贄投票が終わらない限りは、最後の一人まで投票は続くんだろ?』


「ああ、そうだけど、アイツらが考えてるのは、三年生になったら終わるかもしれないからってことだからな」


『ああ、なるほどね』


「実は俺、前に同じように茂木から誘われてたんだ。でも、茂木のグループ全員香川に殺されちゃったからな」


『オマエ……マジかよ?』


大祐は驚いて聞き返した。
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