生贄投票
飛び出して来たのは、涼花の兄と遊びに来ていたその親友だった。


「お兄ちゃん。友達が刺されたの。アイツらを捕まえて」


「分かった」


涼花の悲鳴で、近所からも人が出てきた。


「涼花大丈夫なの?」


「お母さん。アタシは大丈夫だけど、友達が刺されたの、すぐに救急車と警察に連絡して」


「分かったわ」


涼花の母親は急いで部屋の中に戻っていく。


「死ぬなよ山岡」


涼花は泣きそうな顔で俊明を見つめた。
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