生贄投票
涼花の自宅の前に到着した。


「何とか大丈夫だったな」


俊明が微笑んだ瞬間だった。


涼花の家の庭から、男が二人飛び出してくる。


「危ねぇ!」


俊明はとっさに涼花を突き飛ばした。


「うぐっ」


俊明の脇腹に光るモノが刺さったのが涼花に見えた。


「きゃぁあああああああああああああ」


涼花が悲鳴をあげる。


その涼花に向かって、朝倉大祐がナイフを振り上げて襲ってきた。


転んだ涼花の上に飛びかかってくる朝倉に、涼花は恐怖の余り目をつぶりながら、必死で足を突き上げた。


「どうした!」


涼花の悲鳴に反応して、家の中から男が二人飛び出してくる。


涼花に蹴られて体勢を崩していた大祐は、中から男たちが出て来たので、慌てて逃げ出した。
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