今もなほ、君おもふ。
『ところでお前プリン嫌い?嫌いだよな??ん??』


「は?いきなり何…」

ハッとする方中。


『…くれるよね?』ジッ


「やらねぇよ」スパッ


『くれるよねぇぇぇぇぇえ!!!??』


「やらねえっつってるだろうがぁぁぁあ!!!」



「黒華、方中うるさい。」


「『はいすみませんでした』」


二人は西口のいう事は聞く。

それは何故かというと
この間さつのいう事を聞かずに怒らせた時…まあそれはそれは恐ろしかったのだ。
目付きはまるで敵を見ているかのような冷たい目で、
拳にはぐっと力が入っているのが目に見えた。

いつもの無気力で眠そうな目とは
かけ離れた姿となって現れたのだ。

そこでただ一言呟いたのが

「……………静かにしろって………聞こえなかった訳じゃねぇよなぁ……?」




二人はただ首を激しく上下させることしかできなかった。


それからというもの相変わらず喧嘩はするが西口のいう事はちゃんと聞くのだ。

それは、先生すら頼りにする手段にもなった。


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