いい加減な恋のススメ



「何か意外ー」


隣で川西先生が不満げに言葉を溢した。


「ギリギリの何処が?ちょっとあの人意地悪じゃない?」

「そ、そうかな……」

「そうだよー、私のこと直ぐ馬鹿にしてくるし。絶対性格悪いよ」

「うーん」


でも確かに小田切先生は川西先生に対して当たりは強いかもしれない。私はそんな2人を仲良しだなって見てたからそうは思わなかったのかもしれない。
私が小田切先生と付き合っていると言うことを告白すると川西先生はそんなことを言ったのだ。


「それよりいーちゃんは幸澤先生といい感じなのかと思ってた」

「っ……あの人とは別に何も」

「無かった訳じゃないんでしょ?」


いつものように中庭で川西先生はサンドウィッチを頬張る。
ここで幸澤先生とのことを話したのをもう懐かしく感じてしまう。そんなにも前のことだったのだろうか。


「でも、あの人と私は遠いですから。それに今1つ選択できたことがとても清々しく感じます」

「……」

「それに、小田切先生いい人ですよ」


私がそう言うと彼女は頬っぺたを膨らまして「知ってるー」と呟いた。



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