あの日の桜は。【大幅修正中】
「っぷ!!お前が俺に敬語とかありえねぇー!もう一回言って、ねぇ、もう一回!!」
珈琲のカップをコトリとソファがはさむようにして置いてあるガラスの机に置き、吹き出す玲。
理事長という事も忘れておなかを抱えて笑っている。
「そうですか、では、学校以外であった時が楽しみですね。また今度ご一緒にお食事でもどうです?」
ちょっとした殺意がわき、張りつけた作り笑顔で言うと玲の顔色がだんだん変わって行くのが分かった。
こんなに分かりやすい奴そうそういない。
「あ、いや、その、ね?今のは、そう、うん、じゃあ花崎さんは2-Aね」
どもりながら、いきなり話を変え始めた玲。
玲こそ、私のこと花崎(かさき)なんてめったに呼ばない癖に、いや、ここ数年呼んだ事もなかったくせに。