あの日の桜は。【大幅修正中】
「そうですか、じゃあ理事長、くれぐれも初対面という設定でお願いしますね。こんなところで目なんてつけられたくないですから」
そう言いつつ珈琲をすすった。
相変わらず、玲の入れる珈琲はおいしい。
双子でも海里とは大違いだ。
私がブラックを好むことを知っているからもう、すでにカップにはシュガーは付いていなかった。
「分かってる。それが約束だしな」
少し声のトーンを落とし残念そうにしたのは私の気のせいという事にしておこう。
だいたい、こんな不良校の理事長と知り合いとかまず、おかしい。
さらに、それが怖いと恐れられる元ヤンなら、なおさら。