もう君がいない


そこでその子とは別れたけど、、


またすぐに会った。

同じクラスだったんだ。


櫻井茉菜、、

そう自己紹介をして微笑んだ。



俺は、日に日に茉菜のことが好きになった。


知れば知るほど、茉菜に惹かれた。

恋を知らなかった俺は、初めての恋に戸惑いながらも、すごく浮かれてたんだ。


茉菜しか見てなかった。


朝一番に茉菜に挨拶をした。

授業中、こっそり茉菜を見ていた。

休み時間は茉菜とずっと話していた。

家に帰ると、ふとした瞬間茉菜が頭に浮かんだ。

茉菜が観に来てくれた試合は、気合いが違った。


全部、、

全部、茉菜だった。


茉菜が俺の中心だった。


考えると、ちょっと気持ち悪いよな。


でも、本当に、純粋に、

茉菜が好きだった。


茉菜が好きで、好きでしょうがなかった。


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