俺様社長に振り回されるのも悪くない


私が困惑していると
社長は私の手を取る


『社長、お父さんに会ったことあるの?』


私の問いに社長は話し出す


「夏希が秘書課へ異動にした時、夏希の実家に行ったんだ。急な異動と引越し……俺と暮らすことを了承してもらうために」


えっ……
そんなことまで?


「夏希と暮らすんだ…ちゃんと両親の承諾を得て信用してもらわないと」


驚くような言葉だった
だって、そんなことまでしていたなんて
思ってもみなかった


『社長……凄いですね』


「ああ、惚れた女を手に入れるためなら、なんだってする」


さらっと言われたけど恥ずかしい言葉


「夏希……椎名さんにちゃんと伝えるんだ。お前はいつも自分の言いたいことを言わない。俺たちにもだ…遠慮なんかする必要なんてない」
< 153 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop