俺様社長に振り回されるのも悪くない


えっ?


「どんな状況であれ、女一人不安にしてることさえ気がついてない。今の仕事に没頭しすぎて、久里ちゃんの変化に気づいてない」


名取さんは……
名取さんは気がついてくれてるんだと
思うと目頭が熱くなる


『わ、私……妊娠してない。吐いたのも……匂いがした気がして……』


「匂い?」


『毎日帰ってくる社長から甘ったるい匂いがするの……それを思い出すだけで吐き気がする……。この前は口紅が付いてた』


「甘ったるい匂い……口紅……」

少し考えてから名取さんは話し出した


「これからのプロジェクト、遥がチカラを入れてるのは知ってるよね?大きいプロジェクトだから、色んな人達が関わってるんだ。もちろん、その中には女性もいる……」
< 224 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop