俺様社長に振り回されるのも悪くない
私が電話を切ると名取さんは苦笑い
「遥が手伝うわけないよ」
『いいえ。来ますよ』
「じゃぁ……今度の昼飯でも賭ける?」
『いいですよー』
マンションが見え、車を止める
社長は……いない
「俺の勝ちだ」
勝ち誇りながら言う名取さん
『えーっ……そんなぁ……』
「何が勝ちだ」
私が残念がっていると声がした
あっ……社長
名取さんを見ると、かなり驚いていた
「いえ。なんでも……」
私はニヤニヤしながら荷物を取り出す
三人だと一度で運べる
「ニヤニヤして、気持ち悪い」
社長に嫌な顔で言われたけど
名取さんに勝った事が嬉しすぎる
『うふふっ……ふふふっ……』
完全にひいている社長
悔しそうにしている名取さん
「では、私は行きますね」
そう言って名取さんは行ってしまった