院内恋愛(旧:恋の階段*タイトル変更しました)
再び引かれた遮光カーテン。

昨日と同じ壁側に寝かされて、蒼介はその隣に横になる。

ダブルのベッドで枕が2つあるなんて…あやしい。昨日は気づかなかったけど。

蒼介は、腕枕をするように首の下に腕を通してくれるから、枕を借りて、腕にあまり重さがかからないようにする。蒼介が、私の方を向いて
抱き込んでくれるから、私も蒼介の方を向く。あったかい…。

「さっき、起きたばかりだから寝られないかも。」

「そうか、身体あったかいし、だいぶ眠そうだけど。」

うっ、身体は正直だ。

「ダブルベッドだし、しかも枕2つあるけど、私、寝て、いいのかなぁ?」

「昨日、枕、クローゼットから出しただろ?使うか聞いたら、使うって言ったから。」

うわっ、覚えてないよ。

「…ダブルベッドは?」

「広いとこで寝たいから。」

とりあえず、疑惑は払拭された…。


「なぁ、真美、付き合おうか?」

「…よろしく、お願いします。」

この状況でノーをいう人がいたら、聞いてみたい。何を考えているんだと。

この、抱き合っている状況に名前が付いて、安心したら、眠気が一気に増してきた。


「おやすみ。」

「おやすみない。」

今度はちゃんと、おやすみなさいって言えたと思ったのが、最後の記憶。

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