院内恋愛(旧:恋の階段*タイトル変更しました)
おもろに、蒼介がベッドサイドに膝をついてしゃがむ。顔が近すぎるー。

「よく眠れた?」

「…はい。」

「真美、好きだよ。付き合おうか?」

「…、昨日は…」
(気になってるって言ってましたよね、なんていかにも過ぎて言えない。)
「あっ、えっと、しちゃったから?責任とか?できちゃうとかぁ~。」
パニック状態で、とりあえず口をついて出る。

「避妊はちゃんとしたよ。」

「あっ、ありがとうございます。」

「お礼も変だけど。やっぱり、付き合うの急すぎる?保留でもいいよ。」

「じゃあ…、保留で。」

蒼介のくれた逃げ道にありがたく逃がさせてもらう。いやいや、誘ったのは私らしいし、海藤先生なら保留なんて贅沢なというもう1人の心の声は聞かなかったことにする。

「じゃあ、おいおいに。」

そう言って悪戯っぽく笑った顔は、5年前と変わらない。

「とりあえず、朝ご飯にしよう。」

「…はい。」

「着替えたらおいで。」
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