婚約者はホスト!?②~愛が試される時~

『ごめんね  私 赤ちゃんは無理…。今は仕事だけで精一杯だし、少なくてもあと二年は考えられないかな。』

そんな私の言葉に、圭司も頷いた。

『うん そうだな 俺もそう思う。俺は なつがいれば別に子供なんていらないから…。全然気にすることないよ。』

それからは、もう 子供の話をすることもなくなっていた。

もともとは 私がいらないと言い出したことだけれど圭司にも欲しそうな素振りは全然感じられなかった。

そして 避妊出来なかったあの夜 やつぱり圭司は赤ちゃんなんていらないと言っていた。
確かに、圭司は今までよその赤ちゃんを見ても
あまり興味もなさそうだったし、可愛いねなんていう言葉も聞いたことがない。

圭司は、子供が嫌いなのかもしれない…。

どうしたらいいの…。
いっそう このまま堕ろすことが出来ない時期まで圭司には黙っていようか…。
 
でも 例えそれで生むことは出来ても、圭司は赤ちゃんに愛情を注いでくれるだろうか…。

そんなことを考えているうちに、いつの間にか圭司が帰ってきていた。

「なつ どうした…? 何かあったのか? ずっと なつのこと呼んでたんだけど…。」

圭司が心配そうに私の顔を覗き込んだ。

「あっ 圭司…! お帰りなさい…。ごめんね
ちょっと ぼーとしちゃって…。急いでご飯の支度するね。」
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