婚約者はホスト!?②~愛が試される時~
「でも… 圭司はまだいらないって。」
「うん でもそれは、なつは仕事で精一杯なんだと思ってたし、欲しがってるようにも見えなかったから、今じゃないと思ったんだよ。こればっかりは俺がいくら欲しがったって、どうにかなることじゃないだろ…? なつにちゃんと覚悟ができて、なつから欲しいって言ってくるのを待ってたんだ…。」
私の体から、ゆっくりと張りつめていた力が抜けていった。
「じゃあ 産んでもいいの…?」
私の言葉に圭司はにこりと笑った。
「あたりまえだろ…。っていうより、俺はなつが堕ろそうとしてるのかと思って焦ったよ。
だって できたこと隠そうとするし、産んでくれって言おうとしたら逃げだすし…。」
「ごめんね てっきり 堕ろしてくれって言われるのかと思ったから…。 私の勘違いだったんだね…。」
私は、ホットした顔でそう言った。
「なつはさ いつから 赤ちゃん欲しいと思うようになったの?」」
「うーん 芹香さんに圭司の赤ちゃんができたって聞かされた時くらいからかな…。あの後私も圭司との赤ちゃん 欲しいって思うようになったの。仕事も大変だし不安だけどやっぱり私 母親になりたくて…。」
私の言葉に圭司は優しく微笑んで、その胸に抱き寄せた。
「俺 ちゃんと守るから…なつもお腹の子も だから 安心して赤ちゃん産みなよ。」
「うん…。」
私は圭司の胸に包まれながら笑顔で頷いた。