穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
それに孝徳はビクッとして、何も言わなくなった。

私は孝徳を抱きしめた。

最初からこうすれば良かったんだ。

孝徳はびっくりしたように少しからだを動かす。

「孝徳、話をする順番を間違えちゃった。ごめんなさい」

私は心を整える。

深呼吸・・・

「孝徳、私は孝徳が好き」

孝徳が顔を上げようとする。

でも今、顔見られるのは恥ずかしい・・・

「このままでいて・・・先輩に偶然会ってびっくりしたけど、全くそういう思いはなかった。それよりも私が孝徳に対してどう思ってるのか気づいたの」

今日、峻に会えてよかったと思う。

「孝徳がさっき言ってたみたいに私、孝徳のこと好きってちゃんと自分の気持ちに気づいてた。でも少し怖くて・・・気づかない振りをしたりしてた。でもね、そうじゃないって思って、試験が終わったら伝えようと思ってた」

孝徳にきちんと自分の気持ちを伝えたい。

「私を大切にしてくれてありがとう。孝徳のおかげで・・・わた・し・・・」

急に涙が込み上げてきた・・・

伝えたい言葉が伝えられない・・・

沢山伝えたいことあるの・・・
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