穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
孝徳は新しいビールを持って、ソファーにドサッと座りビールを開けた。

「孝徳、聞いて」

私は孝徳に近づき、孝徳の前にしゃがんだ。

「聞かない」

と、言うとビールをまた一気に飲む。

そんな飲み方しないで。

私はビールを取り上げると、返せと言わんばかりに私から奪おうとする。

「こんなに大切にしてきたのに・・・一瞬で持っていかれるんだ・・・」

と、ビールを奪うのをやめた。

「ごめんなさい」

違う。

ごめんなさいじゃない。

「・・ごめんなさいってなに?・・・・」

「違う。そうじゃなくて、私の話を聞いて」

「イヤだ」

「孝徳、あのね・・・」

「イヤだ。聞かなかったらこのままでいられる・・・」

「聞いて・・・」

「イヤだ。このままでいいから・・・」

「違うの・・・」

「イヤだ」

全て途中で遮られ、話が出来る状態ではなかった。

「孝徳!」

私は今まで発したことのないくらい強く孝徳の名前を呼んだ。




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