穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
「咲希」

もう一度、孝徳が名前を呼んだ。

全てを孝徳に委ねようと閉じていた目を開ける・・・

優しい顔の孝徳。

ベッドでの初めてのキス・・・

さっきまでのキスとは違う・・・

この先になにがあるのか・・・

キスは私の唇から頬、耳へと、手は私の髪を撫でてくれていた。

孝徳の手と唇が気持ちを高ぶらせる。

首筋へと移動するキス・・・

髪を撫でていた手が、指が弱いところを探しはじめる。

孝徳の唇が胸へと降りてくる・・・

一番感じるところへ唇そして舌が届く・・・

カラダがじっとしていられない。

・・・・・・

「・・っん・・・」

と、声にならない声が漏れる。

それを合図のように孝徳の手と指、唇と舌の動きが早くなる。

孝徳の手は優しい。

私の全てを、からだを手と指、唇と舌が這っていく・・・

満たされていくこころとからだ・・・

指と唇が下へと降りていく・・・

溢れているところへと指が・・・ゆっくり・・・

ゆっくり・・・

・・・指の動きが・・・早くなる・・・

「いやっ・・・」

・・・・・・

「いや?やめる?」

指の動きが止まる・・・

「どうする?」

「いじ・・・わ・・る」

「やめてって言ってもやめないよ」

そう言うと指の動きがさらに早く、奥へと奥へと・・・

さらに動く・・・指・・・

「声・・・我慢するなよ・・・」

恥ずかしいの。

恥ずかしいの。

でも・・・

「・・・あっ・・あっん・・」

「咲希、我慢するな・・・」

孝徳の声もが私を高ぶらせる。

もう、ダメ・・・

「・・・あっ・・あ・っ・ん・・・」

私は孝徳の腕をそれぞれ握りしめ力を入れて引き寄せて・・・

意識が・・・遠のいていく・・・



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